戦後最大の不況といえば、今回の不況以前ではオイルショックであった。次に、このオイルショックのときに何が起きたかを振り返っておこう。第一次オイルショックは1973年の不況である。円が固定相場制から変動相場制へと移行し、円高となり、そこへ第四次中東戦争が勃発して原油高と原油減産がはじまったことから起こった不況である。当時のトイレットペーパー買占め騒動は、いまもしばしば話題になる。オイルショック時に起こった雇用関係の出来事の代表は、労使協調による雇用調整だろう。
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残業削減と採用抑制を行いながら、生産性を高めることで不況を乗り切ってゆく。それを労使が協調しながら実現したのだ。もちろんある程度の解雇はあったが、失業率を2%以内に抑え込むことに成功したのである。このような労使協調で不況を乗り切る日本の姿は、他国から大きな賞賛を集めることになった。